8月8日、自由貿易試験区青島エリアで「チップ・チェーンの夏」イベントが成功裏に開催されました。今回のイベントは「芯鏈相融・芯機連動（チップから完成品企業まで全産業チェーンにおけるエコシステムの統合）」をテーマとし、青島市の集積回路産業チェーンの連携・発展の加速、「産業チェーンの延長・補完・強化」戦略の推進を目的としています。政府、企業、金融機関など多様な分野から100名以上の関係者が参加し、集積回路産業の未来について意見を交換しました。

青島西海岸新区工作委員会副書記兼自由貿易試験区青島エリア管理委員会主任の高善武氏、青島市政府副秘書長兼青島市高品質企業誘致指揮部弁公室執行主任の張琳氏がイベントに出席し、挨拶をしました。

高善武氏は需給マッチング会議での挨拶の中で、「集積回路は国家安全保障に深く関わり、国民経済の発展にも重要な役割を果している。今回のイベントは、集積回路産業を中心に深い交流と協力を推進し、産業エコシステムプラットフォームを構築する目的を体現するとともに、青島市が集積回路産業の発展に注力する決意を明確に示している。近年、青島市は集積回路産業の発展を非常に重視し、同産業を全市の新興産業トップ10の1位、『10＋1』イノベーション型産業体系の核心に位置付けている。今後、青島市はより強力な取り組みとより効果的な措置を実施し、集積回路産業のエコシステムを構築し、より効率的かつ利便性が高く、より高品質なサービスを提供し、中国北部における重要な集積回路産業の先進地の形成を加速させる」と述べました。

張琳氏は挨拶の中で、「現在、世界の集積回路産業は技術的ブレークスルーの達成と産業エコシステムの再構築という重要な時期に直面している。これは産業の発展における重要な転換期であるだけでなく、中国が『追随者』から『並走者』への飛躍を加速させる重要な戦略的機会でもある。このイベントを通じて、産業チェーンの川上と川下のコミュニケーション・協業方法をさらに円滑化し、より多くのイノベーション成果を青島市に導入し、青島市の集積回路産業の質の高い発展に新たな原動力を注入することが期待される」と述べました。

産業関係者が意見を交換する際、集積回路産業専門チームは関連産業パークの発展状況について詳細に説明し、海爾（ハイアール）や海信（ハイセンス）などのリーディングカンパニーは半導体業界における調達ニーズリストを発表し、芯恩や思鋭智能などのチェーンリーダー企業は企業の発展成果とサプライチェーン協力の意向を紹介しました。40社以上の地元主要企業と、30社以上の青島市への進出を検討している企業との間で、踏み込んだ協議と交流が行われました。

自由貿易試験区青島エリア工作委員会委員兼管理委員会副主任の隋斌氏、青島市高品質企業誘致指揮部副主任の袁迎春氏らの指導者が関連イベントに出席しました。